【※赤い糸※】女「……あれ?あれ?もしかして僕ちゃん?」 近所に住んでた彼女と就活の時に久々に出会ったんだ。

女「……あれ?あれ?もしかして僕ちゃん?」
近所に住んでた彼女と就活の時に久々に出会ったんだ。

女から連絡が来て・・・

僕(こんなバイト先、辞めてやる……)

目の前でニヤニヤと笑いながら僕をお説教する店長を見ずに、僕は心の中でそんな事を考えていた。

僕(荷物が届いたのなんて、深夜番の自分が知るわけないだろうが……)

僕(夕方の勤務の奴に言えよ……)

この店長はいつもそうだ。

何でもかんでも深夜のバイトに責任を押し付ける……素晴らしい店長だった。

僕(棚の裏に自分で商品隠してさ……何がちゃんと棚を整理しろだよ)

僕(こっちは知ってるんだよ、そっちがネチネチと嫌がらせしているのを……)

そして僕は、お説教が一段落した所で「それなら辞めます」と言ってしまった。

何がそれなら、なのか。

ああそう、と言った具合で切り出された後、人手が足りないとか何とか言っていた気がする。

話を聞く前に、僕は店の外まで足早に逃げていた。

明け方の空気が清々しくて、冷たい。

僕(よく……もったよね)

コンビニで働いていた二年間で、僕が手に入れたのはほんの僅かな貯金だけだった。

大学を卒業したのはいいものの、フリーターとして過ごした二年間。

彼女もいない自分にとっては、バイト先と自宅を往復するだけの面白味のない毎日。

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