【※からかい上手の高木さん※】高木さん「私におごってくれた、このジュース飲む?少し飲んじゃったけどね」

西片「え、ちょっ…高木さん!?」

高木さん「ん?どしたの西片?りんご、いらないの?」

西片「そうじゃなくて!いや、高木さんの家って!」

高木さん「西片、私にりんごを西片の家まで持っていかせるの?」

西片「えっ、それは…」

西片「で、でも!高木さんの家って、その…」

高木さん「私は大丈夫だよ」

西片「た、高木さんはいいかもしれないけどさ!」

高木さん「…もしかして、家だからって私に何かするつもり?やらしー」

西片「しないってば!」

高木さん「それならいいじゃん。じゃあ、また今度ね」

西片「…」

《約束の日》

≪西片家≫

西片母「はいこれ、ちゃんと渡すのよ」

西片「うん」

西片母「失礼のないようにね」

西片「わ、分かってるよ!」

西片「いってきます!」

西片母「いってらっしゃーい」

西片「お母さん、紙袋いっぱいに色々積めてるな…」ガサガサ

西片「あっ、高いからってオレに食べさせてくれなかったお菓子じゃないか!ずるいぞ…」

西片「いつも遊ぶ高尾たちなら、お菓子なんて駄菓子で十分なのに…女子はまた違うのか?」

西片「いいや、そんなことはないはずだ!高木さんはオレと駄菓子屋に行ったことだってあるだろ!」

西片「高木さんだって…」

西片『あの、これ…』

高木さん母『あら、うれしいわ!』

高木さん『うわ~…ありがとね、西片!』

西片『いやー、それほどでも…』

西片「…」

西片「…喜んで、くれるかな…」

西片「あー!友達の家に行くだけなのに、どうしてこんなにドキドキしないといけないんだ!」

≪高木さん家≫

西片「ふぅ…よし!」

《ピンポーン》

〔はーい、どなた?〕

西片「えー…えっと…オレ…高木さんの…友達の…」

西片(何おろおろしてるんだよオレ!怪しくないのに怪しく見えるだろ!)

〔…ふふ〕

西片「?」

〔もしかしなくても、西片くん?〕

西片「へっ?あ、そうです…」

〔思った通り。鍵開いてるから、入っていいよー〕

西片「は、はい!」

西片「誰だろう…高木さんではなかったよな?」

西片「お、おじゃまします!」

「いらっしゃい、西片くん」

西片「あ、高木さ…ちがう!ごめんなさい!」

西片(やばい!口調がそっくりだったから…)

高木さん母「いえいえ。私が、その高木さんの母です」

高木さん母「いつもうちの子がお世話になってます」

西片「こちらこそ、どうも…」

高木さん母「んー…あの子、まだ部屋にいるみたい。待っててね、呼んでくるから」

西片「あ、あのー…」

高木さん母「ん?」

西片(たしか…)

西片「つまらないものですが、どうぞ!」

西片(うん、言われた通りに渡せたぞ!)

高木さん母「…あらあら」

高木さん母「西片くん、つまらないものをくれる
の?」

西片「えっ!?いやいやいや!全然、つまらなくないですよ!?」

西片「むしろオレが食べたいぐらいで…なんでもないです!」

西片「あっ、と…とにかく、つまらなくないです!」

西片(うう…!やってしまったのかオレ!?)

高木さん母「…ぷっ」

高木さん母「あははは!ごめんごめん、いじわるしちゃった」

高木さん母「西片くんの反応が面白くって、私の悪いくせだなぁ」

西片「なっ…」

高木さん母「あの子から聞いてた通り、からかいがいがあるなぁ、あはは」

西片「高木さん!…の、お母さん」

高木さん母「ごめんね、もうしないから。これ、ありがとうね」

西片「いや、まあ…はい…」

西片(まさか高木さんのお母さんまで、オレをからかってくるなんて~!)

西片(高木さんからオレのことはどんな風に聞いてるんだろうか…)

西片(だめだ、何をしても負ける気しかしない…)

高木さん「あれっ、西片来てたの?」

西片「え?」

高木さん母「あ、来たみたいだね」

西片「や、やあ高木さん」

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