【※異世界※】少年「お父さん、お父さん! 魔王がいるよ!」

【※異世界※】少年「お父さん、お父さん! 魔王がいるよ!」

少年「魔王がいるよ!」

ある霧の濃い夜、幼い息子を胸に抱え、馬を走らせる父親の姿があった。

パカラッ! パカラッ!

少年「お父さん、お父さん!」

父「どうしたんだい、坊や?」

少年「魔王がいるよ!」

魔王『フフフフ……。これはこれは、可愛い坊やを見つけたぞ……』

少年「魔王が! 魔王がいるよぉ!」

父「ハハハ、なにを言ってるんだい。あれはただの霧だよ」

魔王『坊や、私と一緒に遊ぼうじゃないか。楽しい場所に連れていってあげよう……』

少年「お父さん! 魔王がしゃべってるよ! 恐ろしい声だよ!」

父「大丈夫、あれは枯れ葉のざわめきさ」

魔王『ほらご覧、私の娘もいるよ。坊やに美しい舞いを披露したがっているよ』

魔王娘『オホホホホ……』

少年「うわぁぁぁ! 魔王の娘だ! お父さん、魔王の娘もいるよぉ!」

父「あれは枯れた柳の木だよ。魔王の娘なんかじゃないんだよ」

少年「ホントだよ! 魔王がいるんだよぉ! 怖いよぉぉぉ!」

魔王『なんと可愛らしい悲鳴だ。こうなれば、力ずくで連れていくことにしよう』

少年「お父さん、お父さぁん! 魔王が、魔王がぁぁぁ!」

魔王『無駄だよ、坊や』

魔王『君のお父さんは私に気づくことができないんだよ……さぁ、おいで……』

\ 続きはこちらから /
次のページへ

コメント

\ 気軽にコメントしてね /